内容説明
21世紀に入り、社会情勢がめまぐるしく変化している。そのような変化に対応し、社会の要請に応えうるより資質の高いソーシャルワーカーが、ますます求められるようになってきた。わが国では、後発の専門職であるといわれているソーシャルワーカーという専門職集団の専門職性に関しては、他の職種の専門職性と比較してさまざまな議論が展開されてきたが、筆者らは、高い専門職性をもつソーシャルワーカーの理念型を描くところから出発し、完全専門職への道を模索しつつ、個人的努力によって近づきうる部分と、社会的・外的条件の整備・充実によって近づきうる部分とを明らかにしていきたいと考えた。
目次
第1部 ソーシャルワークの専門職性と自己評価(ソーシャルワークにおける専門職性;ソーシャルワーク専門職性自己評価の方法―本書の使い方;自己評価のためのガイドライン)
第2部 自己評価尺度開発に至る研究経過(専門職性研究の系譜;Social Work Proficiency Inventory作成に至る研究経過)
著者等紹介
南彩子[ミナミアヤコ]
関西学院大学大学院社会学研究科修士課程修了(社会学修士・社会福祉士・精神保健福祉士)。現在、天理大学人間学部人間関係学科教授
武田加代子[タケダカヨコ]
同志社大学大学院文学研究科社会福祉専攻博士課程前期修了(文学修士・臨床心理士・社会福祉士・精神保健福祉士)。現在、天理大学人間学部人間関係学科教授
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