内容説明
わが国におけるソーシャルワーク理論の整理をふまえてアセスメントの意義とその具体的な方法展開や方法獲得への提案を行っていこうとするものである。アセスメントに対比した伝統的な概念としての診断、関係などの再理解を可能にするとともに、エコシステム、支援過程、エンパワメント、ケアマネジメントなどの今日的な概念をアセスメントとかかわらせて整理。従来の発想とは異なる新しいアセスメント展開への提案を行い、他のアセスメント関係の研究書との差異や独自な部分を強調。コンピュータによるプロトタイプ版教育支援ツールのもつ従来の評価ソフトなどとは異なる発想と展開方法を実証研究をもって解説。
目次
第１章 ソーシャルワーク実践研究の視点
第２章 実践課程研究におけるアセスメントの位置
第３章 アセスメントの基本的機能
第４章 アセスメント展開過程にみる特徴
第５章 アセスメント展開方式の新構想
第６章 コンピュータ教育支援ツールを用いたアセスメント演習の実際と課題
著者等紹介
中村佐織［ナカムラサオリ］
１９５８年北海道生まれ。１９８１年北星学園大学文学部社会福祉学科卒業。１９８５年日本女子大学大学院文学研究科社会福祉学専攻博士前期課程修了。１９９８年大阪府立大学大学院社会福祉学研究科博士課程修了、社会福祉学博士。１９８７年日本女子大学文学部助手、長野大学産業社会学部助教授を歴任。１９９８年京都府立大学福祉社会学部助教授
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