内容説明
偉大なるチェリスト、世界的教育者。日本の音楽ファンを愛し、世界中の弦楽器奏者から尊敬される巨匠、ヤーノシュ・シュタルケルが綴る感動の人生。
目次
ハンガリー
私には夢がある
ルーマニア、オーストリア、スイス
「モーツァルトメーター」―物語
フランス
アメリカ合衆国：ダラスとニューヨーク
「グレープスの怒り」―物語
シカゴ
アイレスフォード殿下のアフリカの冒険
当時のブルーミントン
芸術のための芸術
現在のブルーミントン
ティファニーで夕暮れを
著者等紹介
シュタルケル，ヤーノシュ［シュタルケル，ヤーノシュ］［Ｓｔａｒｋｅｒ，Ｊａｎｏｓ］
ハンガリー生まれのチェリスト。完璧なテクニックに裏打ちされた表情豊かな演奏と解釈で知られる一方、おそらく現代で最も優れたチェロ教師でもある。メトロポリタン歌劇場およびシカゴ交響楽団の首席チェロ奏者を歴任する一方、ソロのアーティストとして世界各地のコンサート会場で演奏し、名声を博してきた。デーヴィッド・ベイカー、アンタル・ドラティ、ベルンハルト・ハイデン、アラン・ホヴァネス、ジャン・マルティノン、ミクロス・ローザ、ロバート・ステアラー、周文中などの作品の世界初演を行い、それ以前にも数多くのリサイタル用作品の世界・アメリカ初演を行っている。コダーイの無伴奏チェロ・ソナタ（作品８）によるディスク大賞（１９４８年）、バッハの６つの無伴奏チェロ組曲によるグラミー賞無伴奏ソリスト部門の最優秀レコード賞（１９９７年）など、多くの賞を受賞し、さまざまな栄誉にも浴している。インディアナ大学音楽学部チェロ講座の優秀教授であり、インディアナ州ブルーミントンに在住している
石戸谷滋［イシトヤシゲル］
１９４６年青森県生まれ。東北大学文学部大学院修士課程修了。岡山大学教養学部助教授を経て、現在はフリーのライター・翻訳家
堤剛［ツツミツヨシ］
１９４２年生まれ。１９６１年、桐朋学園高校音楽科卒業。チェロを齋藤秀雄、ヤーノシュ・シュタルケルに師事。１９６５年、米国インディアナ大学卒業、その後イリノイ大学教授、インディアナ大学教授等を歴任。１９５７年、第２６回毎日音楽コンクール第１位特賞をはじめ、カザルス国際コンクール第１位他、数多くの賞を受賞。現在、桐朋学園大学学長、サントリーホール館長等、兼務し尚、演奏活動でも活躍中（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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