内容説明
美しい町で静かに激しく燃えるたったひとつの恋。田中裕子・岸部一徳主演の本格メロドラマ『いつか読書する日』のすべてがわかるシナリオブック、待望の刊行。
目次
シナリオ いつか読書する日
インタヴュー(田中裕子―ひとりの人を愛し続けるタフさ;岸部一徳―日本映画ってこういうもの ほか)
コラム 大場美奈子さんの本棚より
シティマップ 西東市を歩く
エッセイ 『LIFE』
インタヴュー 朝の光をめぐって
評論 秘してこそ花
著者等紹介
青木研次[アオキケンジ]
山形県米沢市生まれ。日本大学芸術学部映画学科卒業後、在日米軍ホテル勤務を経て、諸国放浪の末、テレビの放送作家となる。「新世界紀行」(TBS)、「サンデープロジェクト」(テレビ朝日)「驚きももの木20世紀」(朝日放送)「美の巨人たち」(テレビ東京)など多くの番組に携わる。その後、緒方明監督作品『独立少年合唱団』で映画脚本、原作を手掛け、以降『私立探偵浜マイク01/03→1の寓話』(読売テレビ)、『さっちゃんの恋』(朝日放送)などの胸本も執筆
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感想・レビュー
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メイ&まー
21
この映画が大好き。これはシナリオ本で、コンテンツに「大場美奈子さんの本棚より」というのがあって読みたくなった。映画の本編中、主人公の家には本読みならきっと惹かれる本棚があってすごーく気になってたのだ。その本棚がクローズアップされるエンドロールもほんとうに素敵なのだけど。そしてこの本、その本棚の項は美奈子が自分の思い入れのある本を数冊紹介する、という仕掛けになっていてすごく面白かった!シナリオの青木さんが本好きだからなのだな。もちろん、シナリオもほかのコラムも大変すばらしかった。好き!映画を観た方にはぜひ。2016/01/26
紫羊
15
映画を先に観た。在宅での終末期ケア、認知症、児童虐待・・・多くのことが主人公の周囲で起こるのだが、彼女はいつも静かに本を読む。秘めた恋を時に持て余しながら。大好きな映画だ。このシナリオブックも大切に手許に置いておきたい。2013/09/18
猿田康二
5
これを手に取ったのは岡崎武志著「蔵書の苦しみ」の中で紹介していたのがきっかけであった。この本と同じ題名の映画のシナリオ中心に構成されている。映画の主人公を演ずる田中裕子にテレビドラマ「Mother」を観て大ファンになり、この映画では読書好きの女性を演ずるらしく是非見たいと思った。本書には、主人公の「太田美奈子」が好きな本10冊と彼女の家の本棚が彼女のバックデータとして紹介されている。その一冊「アメリカの鱒釣り」は「百年の誤読 海外文学編」で五つ星に上げられており、是非読みたい一冊となった。2018/04/07
詩織
2
映画「いつか読書する日」のシナリオブック。あの感動が再び。2009/04/10
あおい
0
図書館本。BSで映画を観たので、途中からだったからスジが知りたくてシナリオだけど読んでみた。2019/07/16