内容説明
風のなかに、白い小さな椅子がある。けさ咲いた薔薇のような、ういういしい一瞬を生きる少女のために、風もはにかみつつ、「どうぞ」とすすめる。このように優美な詩画集をこしらえた詩人と画家も、もしかしたら、その風なのかもしれない。
目次
風の子
夏の少女
初蝶
夢
野原
頂上
馬の目
本
予感
夜明けまで
裸足
波
夢の櫂
眠れない夜
口笛
人魚
子鳩よ
草の中
絵
空地
夏の花
秋の道
ひるさがり
花野
風の色
うしろすがた
時間
自由
空と海
わたしは風
著者等紹介
尾崎昭代[オザキアキヨ]
栃木県日光市生まれ。詩と童話の誌『ミルキィウエイ』発行。第14回アンデルセンのメルヘン大賞(優秀賞)受賞
味戸ケイコ[アジトケイコ]
函館生まれ。『あのこがみえる』(偕成社)でボローニャ国際図書展グラフィック賞、『花豆の煮えるまで』(偕成社)で赤い鳥さし絵賞を受賞。幻想的風景の中に描かれた少女の数々の作品は、独特の魅力を醸しだし、多くの共感を得ている。“K美術館”に主な作品が常時展示されている
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
-
- 和書
- 教育概論 (改訂版)