内容説明
オーウェルの目に見えていたもの。先見的作家の素顔にせまる。没後50年を経た現在でも、オーウェルの発した警告は生かされていない。時は止まってしまったのか。それとも彼には未来が見えていたのか。
目次
オーウェルの新しさ
ジョージ・オーウェル―その小説と方法
オーウェルの小説と夢
オーウェルと英語と〈ベイシック・イングリッシュ〉
『空気を求めて』『1984四年』へ
1984年以後の『1984年』
オーウェルの反機械思想
オーウェルのBBC時代
右と左の愛国者―モーズリィとオーウェル
10 国際語と愛郷心―エスペランティストとオーウェル〔ほか〕