目次
源氏物語と中国史書における妬忌―后妃伝から虚構の宮延史へ
薫の堕落―源氏物語続編理解の方法として
「蘭の花」と「月と桂」―夕霧と柏木物語
浮舟物語のことば―宿命を形成するもの
『狭衣物語』作中人物継承法(続)―宮の姫君周辺の問題
狭衣の宗教意識と物語世界―兜率天へのまなざしと弥勒菩薩信仰
浜松中納言物語の境域と夢―唐后転生の夢を中心に
蜻蛉日記の構成―兼家に対する嘆訴的記事を中心に
『更級日記』における夫俊通の描かれ方についての一試論―不在化の意味
『大鏡』の「語り手」―その表現方法
資料紹介 橘守部筆稿本『源語類聚鈔』