内容説明
戦いのさ中に生きた者にとってはもとより、戦いを知らぬ世代にとっても、昭和史は心の原点である。それはまた、人々の理想と迷妄、苦悩と野望とが交錯する壮大な人間ドラマでもある。本書は、絶妙な語り口で異色の昭和史を展開し、読者を歴史の現場へいざなう。全3冊。
目次
1 混迷する内外情勢米内光政内閣
2 ヨーロッパ戦局の推移と日本
3 独米の間を漂う日本
4 南進と日米交渉
5 開戦決意の下に
6 開戦の決定と戦闘準備
7 第2段階作戦の展開
8 アメリカ反攻作戦の本格化
9 戦時下の国民生活
10 続 戦時下の国民生活
11 落日せまる日本
12 本土直撃を狙うアメリカ軍
13 インパール作戦の敗退
14 東条内閣の退陣
15 最後の決戦を求めて
16 レイテ決戦の夢
17 本土周辺の戦い
18 和平模索の外交路線
19 継戦か和平か鈴木内閣の登場
20 沖縄戦の終焉
21 停戦を求める最後の交渉
22 ポツダム宣言をめぐって
23 終戦へのいばらの道



