出版社内容情報
現在の日本では、働き方の多様化・就業期間の長期化により人生の転機にたびたび立たされることが多くなっている。マルチステージ化とともにキャリア選択が自由になる一方、それは人生における迷いの原因ともなる。本書では、そのような迷いを解消するためには主体的な選択を可能にする確かなアイデンティティの形成が必要であるという視点から、そのための支援を考える。
もっとも重要なのは、組織や立場、世代を越えた他者と関わる「バウンダリーレスな学習環境」での学び直しの機会である。生涯学習やキャリアデザイン、学習支援に関わる理論を改めて検討するとともに、成人女性や専門学校生、ミドルシニア世代など、幅広い人々を対象として行ったプログラム実践の報告を収め、越境的環境を構築するための指針を提示する。
【目次】
序 章 問題の所在と構成
第Ⅰ部 先行研究と理論
第1章 生涯学習とライフキャリア
第2章 ライフキャリア発達指標としての自己成長主導性
第3章 質的キャリア・アセスメントと他者との相互作用
第Ⅱ部 越境的活動がライフキャリア発達に与える影響
第4章 越境的活動関与者の学習に対する意識と行動
第5章 越境的活動とライフキャリア発達との関連
第6章 越境的な相互作用が省察に与える影響
第Ⅲ部 越境的活動と生涯学習の接合
第7章 女性の学び直しとライフキャリア支援
第8章 越境的環境を生かしたライフキャリア支援プログラム
終 章 総括と展望
内容説明
自律的なライフキャリアを形成するために成人はどのように学ぶのか。働き方が多様化し、キャリア選択の場面において迷いが生じやすい現代。組織や立場、世代を越えた他者との関わりのなかで学び直すことが、自らの決断を支える確かなアイデンティティの発見をもたらす。実際に行われたプログラムの調査から、これからのライフキャリア支援を考える。
目次
問題の所在と構成
第1部 先行研究と理論(生涯学習とライフキャリア;ライフキャリア発達指標としての自己成長主導性;質的キャリア・アセスメントと他者との相互作用)
第2部 越境的活動がライフキャリア発達に与える影響(越境的活動関与者の学習に対する意識と行動;越境的活動とライフキャリア発達との関連;越境的な相互作用が省察に与える影響)
第3部 越境的活動と生涯学習の接合(女性の学び直しとライフキャリア支援;越境的環境を生かしたライフキャリア支援プログラム)
総括と展望
著者等紹介
広瀬由美子[ヒロセユミコ]
東京大学大学院情報学環特任研究員、博士(人間科学)。株式会社電通にて管理部門・営業部門を経て、事業開発部門で産官学連携プロジェクトを多数手がける。在職中は写真家としても活動し国内外で個展を開催。社会人学生として京都芸術大学大学院芸術研究科(通信教育)で地域のフィールド調査に基づく映像と写真による修士研究をまとめ2014年修了。2015年に地方移住促進プロジェクトを立ち上げ「越境的学び」の効果に着目。2020年退社・独立、2022年早稲田大学大学院人間科学研究科博士後期課程修了、2024年より現職。「越境的学び」を促す学習環境とライフキャリア形成について、プレイフルネスの視点から研究している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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