映像作家宮崎駿“視覚的文学”としてのアニメーション映画

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  • サイズ 46判/ページ数 272p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784657230072
  • NDC分類 778.77
  • Cコード C0074

出版社内容情報

『ハウルの動く城』『魔女の宅急便』『崖の上のポニョ』『天空の城ラピュタ』『となりのトトロ』etc…。多くの人が耳にし、また実際に観たことがあるであろうこれらの作品には、実は原作がある。ダイアナ・ウィン・ジョーンズ、角野栄子、夏目漱石、宮沢賢治などによる原作である。宮崎監督はそうした原作に依拠しつつ、類まれな脚色力=〈翻案〉力を発揮することによって、まさに〈視覚的文学〉ともいうべき独自の世界を構築してきた。
オリジナルを超える名作はどのように生みだされたのか。〈翻案〉の魔術師・宮崎駿の創作の秘密に、アニメーション研究の最前線に立つ著者が迫る。本書を読めば、全く新しい視点からジブリ作品を楽しめるようになる!

内容説明

『ハウルの動く城』『魔女の宅急便』『崖の上のポニョ』『天空の城ラピュタ』『となりのトトロ』etc…。オリジナルを超えた、これらの名作はどのように生みだされたか。

目次

はじめに “翻案”の魔術師・宮崎駿―“原作に準拠しつつ添加した脚色”
第1講 “視覚的叙述”と『ハウルの動く城』
第2講 “翻案”する宮崎駿―『魔女の宅急便』 その1
第3講 解釈と再創造―『魔女の宅急便』 その2
第4講 “原作に準拠しつつ添加した脚色”と実写映画版、北米版―『魔女の宅急便』 その3
第5講 宮崎駿版「人魚姫」―『崖の上のポニョ』と地政学 その1
第6講 非常時ライフラインの描出―『崖の上のポニョ』 その2
第7講 歩行への夢想と「災害ユートピア」の描出―『崖の上のポニョ』 その3
第8講 「原作」の種としてのロケーション・ハンティング―『天空の城ラピュタ』 その1
第9講 宮崎監督版『貝の火』―『天空の城ラピュタ』 その2
第10講 宮崎駿監督と“翻案”―『ハウルの動く城』における階段、荒地の魔女の「老い」
第11講 『ハウルの動く城』と戦争―『ハウルの動く城』 その2
第12講 『となりのトトロ』と結核、ナショナル・トラストの系譜―『風立ちぬ』『コクリコ坂から』
補講1 『千と千尋の神隠し』―柏葉幸子『霧のむこうのふしぎな町』を参照して
補講2 カレル・ゼマンと宮崎駿監督―ジュール・ヴェルヌを通じた想像力の共有

著者等紹介

米村みゆき[ヨネムラミユキ]
名古屋市生まれ。専修大学文学部日本文学文化学科教授。研究領域は日本近現代文学、アニメーション文化論。博士(文学)。名古屋大学大学院博士課程を経て日本学術振興会特別研究員PD、2009年より専修大学文学部に在職。ブリティッシュコロンビア大学アジア研究センター客員教授(2019年)。日本アニメーション学会副会長(2018年~)、日本児童文学学会評議員(2022年~)。著書『宮澤賢治を創った男たち』(2003年、青弓社)で、第28回日本児童文学学会奨励賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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22
ぱやお様のジブリ映画の翻案の妙を論じる本。ポニョは人魚姫とおなじく「歩行への夢想」というのはなるほどな~と。歩けないと死ぬ話でしたねあれ。みんな死んでた。トトロのおうちが宮沢賢治の妹のトシさんが結核で療養してた羅須地人協会を翻案してたのもなかなかきついね…。ジブリ映画では結核は環境ではなく体質遺伝説をとってて、サツキたちの父ちゃんや風立ちぬの二郎は移らない遺伝子をもってるからキスしまくってたっつうのはむごいな…。著者による君生きバードについての評伝も読みたい。2023/08/12

takao

3
ふむ2024/04/01

risa n

1
★★★2024/03/14

起死回生の一冊を求めて

0
とてもおもしろく読めました。個人的にはもっと作品ごとに深い考察を読みたかったけれど、各人で興味を持ってもらう導入編としてはとても良い。村上春樹も宮崎駿も「無意識の底に行って」「深井戸を掘って」作品を産み出している、という記述には、なるほどと。無意識の底には個人のものではないものがある。だからこそ両人の作品とも、たくさんの人の心に触れるのかなぁ。2023/09/13

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