出版社内容情報
松島芳彦[マツシマヨシヒコ]
著・文・その他
内容説明
緊急書き下ろし!!「ウクライナ侵略戦争」6カ月。ロシアを最も知るジャーナリストが「プーチンの本性」に迫る!暴走する「帝国」と引き裂かれた「大国」の歴史ドキュメント。
目次
第1章 戦端は開かれた(逃げた大統領;時限爆弾;特殊軍事作戦;イワンの憂い;消えた論文;強制連行)
第2章 不信の底流(宿敵;ワニの涙;連邦再編の野望;クリミアの復讐;フルシチョフの贈り物;ベーカーの約束;バベルの懸念)
第3章 闇黒の海と大地(プーチンの国家観;エリツィンの怒り;ユーゴ空爆の亀裂;戦争の原型と恩恵;黒海艦隊の分割;欧米との蜜月;オレンジ革命;ブカレストへの道;ルビコン川を渡る)
第4章 核を弄ぶ皇帝の命運(クリミア強奪の代償;巨大な緩衝地帯;核兵器による恫喝;勝者なき核戦争;引き裂かれた親子;神と戦争;もう一つの核兵器;過去か未来か)
著者等紹介
松島芳彦[マツシマヨシヒコ]
ジャーナリスト。1957年生まれ、東京都出身。東京外国語大学ロシア語学科を卒業後、共同通信社に入社。社費留学制度により旧レニングラード大学で1年間学んだ後、モスクワ特派員(1992‐96年)、ロンドン特派員(1997‐2000年)、モスクワ支局長(2002‐05年、12‐15年)。編集委員・論説委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Humbaba
2
上に立つ人間は、常に失脚を恐れて立ち回る必要がある。それがわかっているからこそ、自分は間違っていないと強く主張する必要があり、誤りを認めることが難しくなる。多少の問題はあったとしても、結果的に過去より良くなっていればそのような主張も受け入れられてきたが、状況が変わればそれも受け入れられなくなる。危機的な状況になればなるほど、より強く主張をし、危険因子を排除する方向に動くというのは自分を助けるためには必要なことではある。2025/08/01
Humbaba
2
決断を下す際に、わざと失敗するような選択肢を選ぶことはない。まして、大きなものがかかっている状況であればその選択はより一層慎重なものになる。ただし、いくら慎重に選択しても、リスクをゼロにできるわけではない。情報が間違っていることもあるし、情報が正しくても正しくない判断を下すこともある。それによって不幸になるのが自分だけであればまだよいが、そうでない場合は問題はさらに大きくなる。2023/10/29
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