出版社内容情報
ドイツ語テクストに総力戦でのぞむ!
ドイツ語で書かれた文章や文献を自力で理解できるようになるためには、どうすればよいのか。早稲田大学でドイツ語教育に携わってきた筆者が、〈マニュアル的〉的な単なる対処法にとどまらない、読解のための実戦的戦略・戦術を詳しく解説する。
内容説明
ドイツ語テクストに総力戦でのぞむ!早稲田大学でドイツ語教育に携わってきた著者が、読解のための実戦的戦略・戦術を解説する。
目次
第1章 読解に関する知見(用語と前提;読むとはどのようなことか)
第2章 知と理に基づく読解法(読解と読解力育成の戦略;テクストの概要把握 ほか)
第3章 語彙力の拡充(語彙力拡充の戦略;英語語彙の戦力化 ほか)
第4章 文法の利用(1)文構造の把握と文の分解(読解と文法;定動詞・定動詞要素と主語の把握 ほか)
第5章 文法の利用(2)精読時の文法上の諸問題(本章について;分離動詞 ほか)
著者等紹介
原口厚[ハラグチアツシ]
早稲田大学商学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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KAZOO
72
この本はドイツ語をどのようにして読み解いていくかということに焦点をあてて書かれています。一通り文法などの知識習得を終えた大学3,4年生を対象としているもののようです。私も結構ドイツ語関連の本を読んでいるのですが非常にうまい教え方をされていると感じました。演習問題などもかなり収められていて考えるということを中心に据えているようでいい本だと思いました。2022/05/25
サアベドラ
24
ドイツ語テクストの読解力を養うための手引書。2020年刊。著者の専門はドイツ語教授法で、長く大学でドイツ語を教えてきた人物。対象は文法を一通り修めた大学生ぐらい。前半の手持ちの語彙が少ない段階でのテキストの向き合い方や語彙習得の方略は、ドイツ語以外の外国語学習者にも役に立つ内容。後半の複雑な構文の読み解き方は、初級から中級のドイツ語の長い文章を読み慣れていない人にはいいトレーニングになると思う。2021/12/30