早稲田大学エウプラクシス叢書<br> 古代東アジアにおける法制度受容の研究―中国王朝と朝鮮三国の影響関係を中心に

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早稲田大学エウプラクシス叢書
古代東アジアにおける法制度受容の研究―中国王朝と朝鮮三国の影響関係を中心に

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  • サイズ A5判/ページ数 280p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784657188052
  • NDC分類 322.22
  • Cコード C3322

出版社内容情報

東アジアにおける朝鮮三国(高句麗・百済・新羅)の役割に注目し、その文化要素のうち、特に法制度(律令・中央官制・地方行政制度)を対象に、朝鮮三国に対する中国王朝の影響を分析・検討する。従来の中国王朝を中心とした律令研究に新たな視点を与える一冊。

まえがき

 序章 中国王朝の法制度の伝播と周辺諸国の変容
  第一節 古代東アジアの文化交流と朝鮮三国
  第二節 「東アジア世界」論と先行研究の問題点
  第三節 本書の検討課題
  第四節 本書の構成

第一部 朝鮮三国の律令と中国王朝の影響
 第一章 朝鮮三国の律令とその内容
  はじめに
  第一節 所謂「律令」と成文法
  第二節 高句麗・百済の法令とその内容
  第三節 新羅の法令とその処罰事例
  おわりに
 第二章 朝鮮三国に対する中国王朝の律令の伝播と「原始律令」
  はじめに
  第一節 漢代?唐代における律令の変遷と朝鮮三国
  第二節 漢代?唐代の律令の伝播時期
  第三節 中国王朝の律令の伝播経路
  おわりに

第二部 百済・新羅の中央官制に対する中国王朝の影響
 第三章 百済・新羅の中央官司とその構成
  はじめに
  第一節 百済の中央官司とその変遷
  第二節 新羅の中央官司とその変遷
  おわりに
 第四章 朝鮮三国に対する中国王朝の中央官府の影響と九卿制
  はじめに
  第一節 漢代?隋代の中央官府
  第二節 中国王朝の中央官府の影響時期と影響経路
  おわりに

第三部 朝鮮三国の地方行政制度と中国王朝の影響
 第五章 朝鮮三国の地方行政機構とその構成
  はじめに
  第一節 高句麗・百済の地方行政機構
  第二節 新羅の地方行政機構とその構成
  おわりに
 第六章 朝鮮三国に対する中国王朝の地方行政機構の影響と郡県制
  はじめに
  第一節 漢代?唐代の州・郡・県とその行政機構
  第二節 中国王朝の地方行政機構の影響時期と影響経路
 終章 古代東アジアにおける朝鮮三国の「媒介的」役割
  はじめに
  第一節 本書で検証された内容
  第二節 古代東アジアにおける朝鮮三国の「媒介的」役割と古代日本

 補論 古代日本の律令における朝鮮三国の影響
  はじめに
  第一節 謀反罪・殺人罪の比較と縁坐刑・贖刑
  第二節 窃盗罪・官人の職務関連規定の処罰方式の比較
  第三節 朝鮮三国法令との類似性
  おわりに

 引用参考文献一覧
 初出一覧
 図表一覧
 あとがき
 事項索引
 人名索引
 英文要旨

鄭 東俊[チョン ドンジュン]
著・文・その他

内容説明

高句麗、百済、新羅―朝鮮三国が果たした「媒介的」役割とは。近年出土された文字資料を用いて、各国の法制度を比較研究し、中国王朝を中心とした律令研究に新たな視点を与える。

目次

中国王朝の法制度の伝播と周辺諸国の変容
第1部 朝鮮三国の律令と中国王朝の影響(朝鮮三国の律令とその内容;朝鮮三国に対する中国王朝の律令の伝播と「原始律令」)
第2部 百済・新羅の中央官制に対する中国王朝の影響(百済・新羅の中央官司とその構成;朝鮮三国に対する中国王朝の中央官府の影響と九卿制)
第3部 朝鮮三国の地方行政制度と中国王朝の影響(朝鮮三国の地方行政機構とその構成;朝鮮三国に対する中国王朝の地方行政機構の影響と郡県制)
古代東アジアにおける朝鮮三国の「媒介的」役割
補論 古代日本の律令における朝鮮三国の影響

著者等紹介

鄭東俊[ジョンドンジュン]
1973年蔚山広域市(韓国)生まれ。現職、成均館大学校(韓国)史学科BK21+事業団研究教授。専門、古代東アジアの制度史・国際関係史(特に中国王朝と朝鮮三国)。学歴、1997年成均館大学校人文大学史学科卒業、2008年成均館大学校大学院史学科(韓国史)博士課程修了、博士(文学)取得、2016年早稲田大学大学院文学研究科東洋史学専攻に博士論文を提出、博士(文学)取得。職歴:2008~2009年成均館大学校史学科BK21事業団博士後研究員(PD)、2009~2013年早稲田大学大学院文学研究科外国人研究員、2013~2016年漢城大学校(韓国)韓国古代史研究所学術研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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