目次
序章 なぜ今、シンガポールなのか
第1章 シンガポールという国
第2章 多民族国家シンガポール
第3章 能力主義国家シンガポール
第4章 能力主義のメダルの裏側―シンガポールの社会保障体制
第5章 移民とシンガポール
第6章 これからのシンガポール
著者等紹介
坂口可奈[サカグチカナ]
1984年、北海道に生まれる。2014年、早稲田大学大学院政治学研究科博士後期課程修了。博士(政治学)。2015年より、早稲田大学政治経済学術院助手。専門は、地域研究(シンガポール)。現在の関心は、シンガポールにおける国民統合、移民政策、ネイション・ブランディング(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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amanatu_siranui
1
比較的最近のシンガポールの問題について、福祉の部分、移民の問題等、代替わりしたシンガポールの行末が気になる2024/06/27
たろーたん
1
シンガポールは多民族国家だが、民族対立はあまり聞かない。それはシンガポールが多人種主義を取っているからだ。シンガポールは英語が公用語だが、華人のためにマンダリン(標準中国語)、マレー人のためにマレー語、インド人のためにタミル語も公用語になっている。また、人種の利益を強調する政党には力を持たせない制度が採用されており、例えば、シンガポールの選挙制度は小選挙区制とグループ選挙区が併存しているのだが、グループ選挙区では、選挙区によっては、最低一人はマレー人候補者を入れなくてはならなかったり、(続)2023/09/16
こずえ
0
今年でた本。 シンガポールは最近成長が目覚ましく、例えば世界大学ランキングなら東大と比肩するようになった。それゆえ、シンガポールはすごい!と手放しで褒める本ばかりでなぜそうなってるかとか悪い部分について書かれている本は少ない。この本はそういう課題にもある程度触れているので読んで損はないはず