内容説明
新たな平和秩序の構想力。高まる国家間の緊張、跋扈する「ナショナリズム」、平和主義の退潮…。混迷の度を深める東アジアの平和をめぐる情勢。危機を俯瞰しつつ、平和を再創造するための新たなヴィジョンを示す―。
目次
依頼論文(東アジア共同体への展望・序説;共生平和の東アジア世界論―西川長夫の伝言;変容するアジアと沖縄―経済グローバル化と戦争の記憶;「旅する平和博物館」による現場型平和教育―ピースボート「地球大学特別プログラム」の事例分析を中心に)
特別寄稿論文(東アジアの民衆はつながることができるのか―戦後70年目の問いかけ;「沖縄」という核心現場から問う東アジア共生の道)
書評(1965年の「曖昧な妥結」をのりこえ、植民地支配認識を問い直すために―吉澤文寿『日韓会談1965―戦後日韓関係の原点を検証する』高文研、2015年6月)