内容説明
「日本の野球の父」と敬愛されるその人は自由なキリスト教信仰と愛する妻に支えられ、平和・民主・社会主義の先駆けとして激動の明治・大正・昭和を清冽に生き抜いた理想主義者であった。
目次
第1章 福岡から京都へ
第2章 社会主義に光を見出す
第3章 日露戦争に反対する
第4章 日本の野球の父
第5章 大正デモクラシーと安部家
第6章 社会民衆党を率いて政界へ
第7章 父として、母としての「卒業」
第8章 江戸川アパートの党首夫妻
第9章 政治家を辞する
第10章 おだやかな終幕
著者等紹介
井口隆史[イグチタカシ]
ノンフィクション作家。本名・井口民樹。1934年12月、大分県に生まれ、和歌山県で育つ。早稲田大学第一文学部英文科卒。産業経済新聞東京本社から、フリーに。著書は本名によるものなど多数。日本文藝家協会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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