演劇インタラクティヴ―日本×ドイツ

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  • サイズ A5判/ページ数 291,/高さ 22cm
  • 商品コード 9784657102010
  • NDC分類 772.1
  • Cコード C3074

内容説明

世代、問題意識、専門領域を異にする十人の論者が、「演劇」をめぐって問いかけあい、語りあい、切り結んだ考察の軌跡。

目次

第1の段 「演劇なるもの」をめぐっての原理的考察(「キャラ」で見る喜劇―映画『釣りバカ日誌』とブレヒト/ヴォリヨキの『プンティラ』;人形劇、日本とドイツの場合―儀礼からオブジェクト・シアターへ;ドイツと日本、「近代」と演劇―「国民/国家」が生まれるとき、「演劇」とのそれぞれのつきあいかた;ドイツの日本演劇受容にみる異文化「誤解」のダイナミズム―「能まがい」「歌舞伎もどき」が投じた波紋)
第2の段 20世紀初頭の「日本×ドイツ」演劇の同時代性と差異(築地小劇場の成立と展開―ドラマティストとしての久保栄の位置;宝塚歌劇とカイザーの『二つのネクタイ』―堀正旗が残したもの;「作品の美学」よりも「作用の美学」を!―戦前の日独アジプロ演劇の実践)
第3の段 現代演劇における「日本×ドイツ」の新たなる創造性(ベルトルト・ブレヒトと井上ひさし―「あとから生まれてくる人々へ」の「思い残し切符」;アングラ演劇の世界的位相―寺山修司のドイツ体験と「市街劇」成立をめぐって;一九九〇年代以降の現代演劇の実践と批評―ドイツと接する「点」から「面」へ)

著者等紹介

谷川道子[タニガワミチコ]
1946年鹿児島生まれ。東京外国語大学総合国際学研究院教授。ブレヒトやハイナー・ミュラー、ピナ・バウシュを中心としたドイツ現代演劇・表象文化の研究・翻訳・紹介が専門

秋葉裕一[アキバヒロカズ]
1947年秋田県生まれ。早稲田大学理工学術院教授、早稲田大学演劇博物館副館長。演劇博物館を研究拠点とする21世紀COEプログラム(2002~07)およびグローバルCOEプログラム(2007~)で副リーダーを務める。専門は比較演劇、比較文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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