内容説明
民主主義の再生に向けて。平等な参加者が議論を尽くす熟議デモクラシー。世界各国の事例を分析して、多数決によらない民主主義の可能性を問う。
目次
第1章 熟議=参加デモクラシーの比較政治研究へ
第2章 ローカル・ガヴァナンスとデモクラシーの「民主化」―ブラジル「参加型予算」の可能性
第3章 東中欧における市民社会組織の発展と熟議=参加デモクラシー
第4章 日本における「熟議=参加デモクラシー」の萌芽―原子力政治過程を通して
第5章 ネットワークガヴァナンスと民主主義―公選議会を欠く領域統治
第6章 団体ガヴァナンスの民主化?―ドイツにおける宗派系社会福祉団体の柔軟化と開放
第7章 フランス・ムスリム市民による熟議デモクラシー―「郊外」における協働の試みから「ディヴェルシテ(Divercit´e)」へ
第8章 民主主義対民主主義?―EUにおける熟議デモクラシーの限界と可能性
著者等紹介
小川有美[オガワアリヨシ]
立教大学法学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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