内容説明
比較政治学は現実の政治課題にいかに対応すべきか。過去から現在までの主要な政治理論を再検討し比較政治学の可能性を明らかにする。
目次
1 比較政治学の将来とは?
2 比較政治学における構成主義アプローチの可能性について
3 比較歴史分析の可能性―経路依存症と制度変化
4 比較政治の危機
5 マクロ政治変動の帰結に対する「構造」と「行動」の影響―多項ロジスティック回帰による経験的検証
6 経路依存性アプローチによる制度の比較歴史分析―韓国とタイにおける金融システムの発展
7 社会的クリーヴィッジと政党システム―日本における都市農村クリーヴィッジの検討