内容説明
本書は、「介護と家族」というテーマを掲げて開催された比較家族史学会第三四回研究大会(一九九八年一〇月三一日・一一月一日、於神戸市看護大学)のシンポジウムにおける報告をもとに書き下ろした論文を中心に、新たに三論文を加えて編集したものである。
目次
第1部 現代の介護をめぐる課題(介護と家族―その現代的課題;家族介護問題と法政策;介護と家族法―介護をどこまで誰の役割として強制できるか;介護における「個」と「家族」の役割―患者の自己決定権と親権・家族とのかかわり;在宅長期療養高齢者の介護)
第2部 介護とジェンダー―歴史と現状(日本近世の高齢者介護と家族;高齢者の加齢と家族形態の変化―男性と女性の違い・地域による違い;女性地方議員の介護の実態と意識―全国女性地方議員調査より;介護休業とジェンダー)
資料 中国の養老事情について
著者等紹介
山中永之佑[ヤマナカエイノスケ]
大阪大学名誉教授・大阪経済法科大学アジア研究所客員教授(日本近代法論、日本法制史)
竹安栄子[タケヤスヒデコ]
京都女子大学現代社会学部教授(社会学)
曽根ひろみ[ソネヒロミ]
神戸大学国際文化学部教授(日本近世史)
白石玲子[シライシレイコ]
神戸市看護大学看護学部助教授(日本近代法史、ジェンダー法学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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