内容説明
少子化の時代に、女性は社会と家族をどうつないでいくか。家族の表象を革新し、社会と家族の新たな関係を模索する。
目次
第1部 家族のメタファー(「家族の世紀」の終わり―深化するデモクラシー;家族の変容と国家;個人的世界と社会的組織化の変容と倫理;PACS―同性愛の制度的承認から;PACS―その実践と問題)
第2部 フランスの家族政策(文化の革新としての次世代再生産;フランス女性の地位と家族政策の基調―最近の家族国民会議から;フランス少子化の現状と新たな家族政策の模索;女性の戦略―「家父長制」を超えて;女性労働と家族生活―文化的多元性とEUの困難;女性化する社会と福祉国家)
第3部 世代間関係の変容(「父」という問題構成;祖父母の発見―孫を持った五月革命世代)
著者等紹介
丸山茂[マルヤマシゲル]
1950年福岡県生まれ。九州大学大学院法学研究科博士課程修了。神奈川大学法科大学院教授
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