内容説明
地域社会は大きく変貌している。家族は地域社会とどのように関わってきたのか?現状と歴史を検証する。
目次
農村における家族と地域社会―既存のフレームワークの再検討のために
第1部 西欧における家族と地域社会の変遷(近世イギリスの救貧行政と家族の変容;プロト工業家族から労働者家族へ―北ドイツ・ラーヴェンスベルク地方における農村下層と地域社会)
第2部 日本における家族と地域社会変遷(中世後期の家と村社会;市場経済形成期の「豪農」経営―家業・家族・地域社会;日本近世における家族・地域の扶養介護 ほか)
第3部 現代の世界における家族と地域社会(現代日本の農村家族と農村社会―農村女性の「個」の自立化をめぐって;イタリアにおける家族の形態・機能・意義―ローマ近郊の一町をめぐって;アナトリア・トルコの地域社会における諸集団―親族・若者集団・近隣関係 ほか)
著者等紹介
岩本由輝[イワモトヨシテル]
東北学院大学経済学部教授(日本経済史・東北地域論)
大藤修[オオトウオサム]
東北大学大学院文学研究科教授(日本近世史・史料学)
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