内容説明
蘭学は長崎に発して江戸で確立し、京都で成熟した。そして、日本における解剖の発信地は京都であった。江戸の大槻玄沢、宇田川玄真・榕庵、京都の海上随鴎、小石有素、河口信任たちの活躍を描く。
目次
1 大槻玄沢とその医学思想(大槻玄沢と『重訂解体新書』;『瘍医新書』と西洋医学思想)
2 東西の“本草学”と“薬学・医化学”(本草学と薬学;化学と医学)
3 日本近代医学の源流(長崎通詞とオランダ医学の導入;江戸の蘭方医と医学書の翻訳;蘭方医と医療器具と西洋科学;近代医学のあけぼの;来日の蘭医と近代医学)
4 “解剖”への挑戦(西洋解剖学と解剖書;オランダの名医、W.テン・ライネの来日;最古の翻訳『人体解剖図譜』;解剖と京都医学界;解剖と京都の先進性;漢・蘭医師と京都実証派と解剖;京都蘭学と解剖の饗宴)
著者等紹介
杉本つとむ[スギモトツトム]
1927年横浜生まれ。早稲田大学名誉教授
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