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内容説明
著者の中野清作は一九二二年から一九二四年の二年間、文部省の在外研究員として、農政学の研究のため米、英、独、仏へ留学した。その留学中の出来事を日記にしたため、日本に残した身重の妻、房子へと送った。(*仏の記録は残っていない。)関東大震災直後の通信もままならぬ緊迫した状況や身重の妻を気遣う手紙。ハイパーインフレーション下のドイツ。当時の米国、欧州の風俗や女性のファッション。民主主義の兆しがみえ始めた大正時代の日本の女性との比較分析と啓発などさまざまな記述は、当時の様子が窺い知れる貴重な資料である。
目次
1 太平洋航路
2 桑港、シカゴ
3 マディソン、シカゴ、ナイアガラ
4 紐育、華盛頓
5 大西洋航路
6 倫敦
7 伯林
著者等紹介
中野清作[ナカノセイサク]
1895年石川県(現、白山市)に生まれる。1920年東京帝国大学農学部農学科卒業。1921年6月柳川フサ(房子)と結婚。1922年4月~1924年7月文部省在外研究員として留学。1924年11月三重高等農林学校(現、三重大学農学部)奉職。1960年3月三重大学農学部教授退官。1979年6月84歳で没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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