内容説明
日本女子マラソンランナーの早すぎる引退などを例に上げ、昨今のスポーツトレーニングが、短期間により高い成果を追求するあまり、青少年の身体と精神に深刻な影響を与えていると警告。県大会すら勝てなかった広島県立世羅高校ランナーたちを、監督として高校駅伝全国制覇に導いた著者が、効果的な科学的トレーニング法について、その原理と方法を詳述。競技スポーツと健康づくりの運動を同一視する、「スポーツは体に悪い」とする説の誤りを指摘し、有酸素性運動による一般人の健康づくりのための運動を提唱。
目次
第1章 スポーツ選手の成長と寿命
第2章 使いすぎ症候群への警鐘―過剰なトレーニングはやめよう
第3章 「スポーツは体にわるい」ことはない
第4章 競技力向上のための正しいトレーニング法
第5章 一般人の健康づくりのための運動