内容説明
子どもの自立・協同・創造性を育む園での遊び環境の整え方を、実例とともに写真とイラストで紹介します。狭い園舎でも、狭い園庭でも、費用をかけずに工夫次第で、子どもたちが多くの体験をできる豊かな遊び環境を整えることができます。多種多数の「可動遊具」の用意や「エリア分け」など、遊び環境を整えると、子どもたちは満足して遊びます。保育者の悩みのタネである「遊具の奪い合い」や「かみつきひっかき」「室内の走りまわり」などのトラブルも激減します。そんな魔法のような遊び環境づくりを可能にするのが、遊び環境25の原則です。
目次
第1章 子どもの遊び環境・5つの原則(設置遊具・可動遊具は、少ない費用で準備できる;子どもが動かせる可動遊具は、三段階で取り入れる ほか)
第2章 0~2歳児が満足して遊べる室内環境・6つの原則(子どもの自然な動きの発現率で、室内をエリア分けする;まず「小さな動き」の場をつくる ほか)
第3章 3~5歳児が集中して遊べる室内環境・4つの原則(保育室のテーブルと椅子を移動して使う;廊下やベランダを活用して、遊びの場を広げる ほか)
第4章 子どもがのびのび遊べる園庭環境・10の原則(危ない場所を見つけて危険を取り除く;子どもを遊ばせたい場所に設置遊具を置く ほか)
付録 子どもの主体的な遊びを支える保育者・6つの鉄則(子どもに引きずられない;むやみに言葉をかけない ほか)
著者等紹介
東間掬子[トウマキクコ]
こども環境アドバイザー、元杉並区立保育園園長、現在は日本保育学会、日本児童安全学会に研究を継続発表している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。