内容説明
日本一楽しく自由で、真の学力を身につけることができる私立学校、きのくに子どもの村学園の学園長が、自由教育の真髄を、ルソー、フレーベル、トルストイ、デューイ、ホーマー・レイン、ニイル、野口援太郎、倉橋惣三、霜田静志、上田薫、無着成恭などの名言を通して詳しく分かりやすく語ります。あわせて、きのくに子どもの村学園の子どもたちの活動する姿を紹介する写真も多数掲載。
目次
先を急ぐ教育を警告したルソーの名言「自然は、子ども時代には子どもであることを求めている」
叱らぬ教育を主張した霜田静志の名言「怒る人というのは不幸な人である」
幼稚園の創始者フレーベルの名言「遊びは子どもに宿る神性の現われ」
湖水地方の自然と人を愛した詩人、ワーズワースの名言「子どもは大人の父親」
子どもの自治を重んじたニイルの名言「週一回の全校集会は、一週間の学習に匹敵する」
池袋児童の村小学校をつくった野口援太郎の名言「自由は行き過ぎがよい」
アメリカで自由学校をつくったパット・モンゴメリーの名言「自由学校をつくる人は、楽天家」
進歩主義教育の父、デューイの名言「知性の自由は永遠に重要である」
性善説から出発したルソーの名言「人間の手にわたると、すべてが悪くなる」
ファシズムの原因を自由からの逃走であると喝破したフロムの名言「心理学的なヘソの緒を断ち切れ」〔ほか〕
著者等紹介
堀真一郎[ホリシンイチロウ]
1943年福井県勝山市生まれ。66年京都大学教育学部卒業。69年同大学大学院博士課程を中退して大阪市立大学助手。90年同教授(教育学)。大阪市立大学学術博士。ニイル研究会および「新しい学校をつくる会」の代表をつとめ、92年4月和歌山県橋本市に学校法人きのくに子どもの村学園を設立。94年大阪市立大学を退職して、同学園の学園長に専念し、現在に至る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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