スポーツ学の射程―「身体」のリアリティへ

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  • サイズ A5判/ページ数 198p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784654019212
  • NDC分類 780.1
  • Cコード C3075

内容説明

スポーツを、既存の見方に捉われない視点より追究し、知的冒険に誘う18の論考。

目次

1章 “競争”を問う(スポーツにおける判定を考える―審判の現状と問題性;「無気力試合」を「問題」とする問題;レースは過酷だったのか―アムステルダム五輪女子800m走のメディア報道がつくった「歴史」;スポーツと国家―国はスポーツに何を求めたか、東ドイツの場合)
2章 “歴史”を紐解く(体罰の起源を探る―日本の教育制度と体罰;軟式庭球の名づけ―明治期の名前を中心に;戦時下のプロ野球―なぜ昭和19年も公式戦が可能だったのか;集団体操時代の「変な体操」―日本体操とその周辺;学校教育に初めて正式採用された体操;20世紀初頭の体操改革運動が残したもの―F.ヒルカー(Franz Hilker,1881-1969)の業績に焦点を当てて)
3章 “民俗”をみつめる(野見宿禰は河童なのか―「橘」と兵主の関係から探る;舞台における“武”から何が見えてくるのか―アイヌ古式舞踊「エムシリムセ」の伝承から考える;ヨーロッパ球戯考―カルマとギルマイスターの「系図」を手掛かりとして;バスク地方のペロタ球戯と教会―16・17世紀の古文書を中心として)
4章 “身体”を感じる(生きる/動く、からだ―モンゴルの暮らしからの問いかけ;身体という盲点と出会うために―ダンスにはじまる身体、そしてボディ・インタラクション;「からだ」の探求者―野口三千三と竹内敏晴のからだ論への扉を叩く;「生きもの」としてのからだといのちを考える―竹内敏晴の思想にふれて)

著者等紹介

井上邦子[イノウエクニコ]
奈良教育大学准教授(博士、体育科学)。身体文化論

松浪稔[マツナミミノル]
東海大学教授(体育学部スポーツ・レジャーマネジメント学科)博士(体育科学)。スポーツ史、スポーツ人類学、スポーツ文化論

竹村匡弥[タケムラマサヤ]
21世紀スポーツ文化研究所特別研究員

瀧元誠樹[タキモトセイキ]
札幌大学スポーツ文化専攻教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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