内容説明
全11種目の中学校エキスパート教師たちが語る生きる力を育む感動の指導法。
目次
第1章 夢をかなえる流儀を語る(卓球;陸上;野球;サッカー;バレーボール;バスケットボール;ソフトテニス;ハンドボール;ソフトボール;吹奏楽;合唱)
第2章 勝つ部活動指導から見えてくるもの(部活動指導を通して、子どもたちに何を教え、子どもたちをどう育てるのか;夢をかなえた者たちは今;若い教師よ!勝つ部活動を熱く語ろう)
著者等紹介
塚本哲也[ツカモトテツヤ]
1964年(昭和39年)、愛知県豊田市猿投に生まれる。県立豊田西高校、愛知教育大学美術科を卒業後、豊田市立高橋中学校へ赴任する。女子バレーボール部の顧問として、市内初の全国大会出場を果たす。美里中学校転任後は、2年連続東海大会で優勝し、3度の全国大会出場を遂げている。また、生徒指導においても、主事として全国から注目される多くの実践をおこなっている。愛知県選抜チーム監督・文部科学省中央研修員・愛知県生徒指導部会理事・豊田市生徒指導指導員などを歴任。文部科学省優秀教員表彰を受賞。現在、豊田市教育委員会学校教育課指導主事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ばりぼー
11
部活動は勝つことが全てではないのは当然ですが、それを負けたときの言い訳にしている指導者も多いのではないかと思われます。「勝つ」ことで自信が生まれ、確実に子供が変わっていく姿が様々な種目で紹介されていて、大人の果たす役割について考えさせられます。情熱はあるが指導法を知らない指導者というのが、ある意味一番厄介な存在で(かつての自分がそうでした)、往々にして余計な「指導」をしたために、子供をつぶしているものです。教師に限らず、子供をもつ親にとって、「コーチング」のありかたについて示唆に富む良書だと思います。2012/08/20
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- その日のまえに 文春文庫