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内容説明
2006年に再々度深刻な社会問題となったいじめ問題を受け、緊急出版!旧版の「いじめ『認識』の転換を」という主張は踏襲しながら、増補版では、いじめ事件の事後「対策」と、事故防止「政策」の相違に焦点を当て、四半世紀を総括した全面書下ろしの文章を「付章」として追加。「付章」では、文部科学省によるいじめの定義および、教育再生会議の提言を鋭く分析し、その問題点を浮き彫りにしながら、著者による新たないじめの定義を提案。国・文科省、自治体、教育委員会、学校の各機関の役割を検証した上で、政策立案・遂行主体としての各学校が「反いじめ全校基本政策」を展開すべきと論じる。
目次
序章 イギリスでいじめ問題を考える―人間性の洞察
第1章 いじめ問題の発生と展開―いじめの社会問題化
第2章 いじめといじめ問題のしくみ―多様ないじめ論
第3章 いじめの背景と底辺―「過剰消費社会」と青少年の攻撃性
第4章 いじめ問題の責任と連携的介入―学校・家庭・地域
付章 いじめ「対策」から反いじめ「政策」へ
著者等紹介
今津孝次郎[イマズコウジロウ]
1946年徳島県生まれ。1968年京都大学教育学部卒業。1974年京都大学大学院教育学研究科博士課程単位取得満期退学。1995年博士(教育学)、名古屋大学。京都大学助手、三重大学助教授、名古屋大学助教授、名古屋大学教授を経て、現在、名古屋大学大学院教育発達科学研究科教授。専攻は教育社会学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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