内容説明
地球社会時代の到来を受け、どのような「生きる力」としての能力を育成すべきか。本書は、小・中・高の一貫性を重視した社会系教科(生活科、社会科、地理歴史科、公民科)及び新設の総合的学習について、受信型から発信型へという授業改革の方向性を検討し、「生きる力」の中核に発信能力を位置付け、その育成を目指す授業構想を提案する。
目次
第1部 学校教育で育てる「生きる力」(学校教育の過去・現在・未来;教科・総合的学習指導を支える学級経営と教師の役割;総合的学習で探究する現代の課題;発信能力の育成と「生きる力」)
第2部 社会系教科教育で育てる「生きる力」(公民的資質の育成と新カリキュラム―生活科の新設と発展;社会科教育の役割と目標;社会科教育の継承と発展;公民科の成立・発展と小・中・高一貫の新カリキュラム構想 ほか)
著者等紹介
西村公孝[ニシムラキミタカ]
1954年。愛知県に生まれる。愛知教育大学(社会科)卒業。東京学現大学大学院教育学研究科修土課程(社会科教育学)修了。愛知県立作手高等学校教諭、愛知県立安城東高等学校教諭、愛知教育大学附属高等学校教諭・愛知教育大学非常勤講師を経て、現在、鳴門教育大学学校教育学部第教授[社会科教育(公民教育)、国際理解教育]、徳島大学非常勤講師、全国社会科教育学会(理事)、日本社会科教育学会(元評議員)、日本グローバル教育学会(理事)、国際理解教育学会、日本公民教育学会、日本製治学会などに所属。主な著作『戦後教育と公民平成』(共著、中部日本教育文化会、1985・論文 年)、『小・中・高一貫の公民形成カリキュラム研究・開発と実践』(共編著、中部日本教育文化会、1994年)、「新社会科カリキュラムにおける一貫性の課題と実践一政治の国際化へ向けての主権者教育の試み-」(1993年)、「グローバル社会時代における児童生徒の発信能力の育成」(1999年)
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