内容説明
今、「生きる力」をキーワードとして、21世紀に向けての大きな教育改革が行われようとしている。問題解決力を身に付け、自由で創造的で感性が豊かであり、そして他と協調しながらたくましく生きる力をもった子どもの育成が求められている。編著者たちは、開かれた集団づくりを進める中で、個を生かし個の確かな人格形成を図ってきた。本書は、長年、研修の核としてきた「人間関係づくり」についての考え方とその実践を「生きる力」という視点から再構築したものである。
目次
「生きる力」は「人間関係を作る力」
人間関係を育てる授業をどうつくったか
第1部 授業で人間関係力を育む(小集団の活動を生かしたバレーボール授業の実践―中学校3年生のバレーボール授業から;授業によってこそ人間関係力を育成しよう―中学校3年社会科みんな違うからおもしろい―小学校6年;役割演技を通して人間関係を深める―小学校道徳)
第2部 特別活動で人間関係力を育む(歌う集団を育てる全員参加の生徒会活動;体験活動が人間関係をつくった;S君を支えたクラスの風土づくり;人間関係の育成を配慮したリーダー選出における指導;早期宿泊研修による人間関係づくり)
第3部 総合的な学習で人間関係力を育む(総合的な学習が生徒を変えた!―いろいろな人たちとの人間関係づくり;ボランティア活動を通して人間関係力を育てる;ウォーキング・ワーキング活動による人間関係づくり;豊かなかかわりづくりをめざす総合的な学習)
第4部 心に問題をもつ子どもと人間関係をつくる(問題行動を繰り返したY君とともに;心に問題をもったS君との人間関係づくり;心に問題をもった生徒たちとの二つの行事;心に問題をもつ生徒にこそ支援の手を)
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