内容説明
著者は、ナチス・ドイツからの避難児のための美術教室を出発点とし、情緒的、社会的障害のある子どもたちの治療に芸術をもってあたってきた、この道の第一人者である。本書は、そうした著者の体験の中から生まれた理論と厳選された事例および作品をもとに、絵画療法についてきわめて実際的に書かれた好著である。
目次
第1章 芸術および絵画療法と、社会
第2章 芸術および絵画療法と、治療的環境
第3章 絵画療法と芸術の質の問題
第4章 昇華
第5章 昇華にあたってのアートセラピストの役割
第6章 防衛に役立つ芸術
第7章 芸術療法と攻撃性
著者等紹介
徳田良仁[トクダヨシヒト]
1953年東京慈恵会医科大学卒業。1959年東京大学生物系第二臨床大学院博士課程修了。東京大学医学部附属病院精神神経科勤務。1961年日本医科大学精神医学教室講師。1965年神経研究所附属晴和病院副院長。1991年長谷川病院副院長。2001年北野台病院勤務。その他、日本芸術療法学会名誉会長、国際表現学会国際委員、日本精神衛生会理事
加藤孝正[カトウタカマサ]
1959年南山大学文学部卒業、その語研究生、米国イオンド大学名誉博士。現在、同朋大学社会福祉学部教授・学部長、同人間福祉研究科大学院教授、三重県津市立一身田中学校スクールカウンセラー、社会福祉法人親愛の里理事長、愛知県豊田市社会福祉審議会委員・法人施設専門分科会会長、学校法人同朋学園理事、日本描画テスト・描画療法学会理事、アートセラピー研究会代表
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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