ナラティヴ・ポリティクスとしての異人論―不寛容時代の“他者”をめぐる物語

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ナラティヴ・ポリティクスとしての異人論―不寛容時代の“他者”をめぐる物語

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  • サイズ B5判/ページ数 410p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784653045861
  • NDC分類 388
  • Cコード C0036

内容説明

“他者”への偏見や差別が激化していく不寛容時代に対し、人文学はいかに向き合うべきか。文化人類学や民俗学で蓄積されてきた「異人論」から着想を得て、“他者”に対する歓待や排除をめぐる物語・語りを「ナラティヴ・ポリティクス」という視点から読み直し、不寛容時代を乗り越える手掛かりを探る。国立民族学博物館の共同研究の成果をまとめた一冊。

目次

序章 ナラティヴ・ポリティクスとしての異人論
第一部 “他者”をめぐる物語としての異人論の現在(グローバルデジタル時代の新たな“異人”論へ;渡し守の文学・序説―異人が異人を渡すとき;異人としての狐―アメリカのナラティヴに変容する東アジアの民話;研究ノート 「寄りもの」と異人伝承―土佐佐賀における祭祀由来譚)
第二部 フィールドから照射するナラティヴ・ポリティクス(異人から客家へ―中国広東省の「客」をめぐるナラティヴ・ポリティクス;寛容性/非寛容性の観点からみる族譜における女性のナラティヴ―中国の漢族社会の事例に基づいて;異人歓待の条件―インドの祝言者ヒジュラの通過儀礼;現代イランの祭りと異人に対する寛容性)
第三部 異類あるいは異なるものをめぐるナラティヴ・ポリティクス(異類の皮をめぐるナラティヴ・ポリティクス―おとぎ話と現代美術の接点から;異類と害虫―スズメバチへの態度にみる寛容性と非寛容性;“異”なるものの生成と寛容/非寛容―コロナ禍におけるナラティヴとしての漫画作品より;迷惑・異人・自己責任―「不寛容の時代」とその起源)
第四部 ナラティヴ・ポリティクスを超えて(異人としてのろう者との架け橋としての手話民話語り―ろう文化と聴文化、二文化共生社会を目指して;異人同士のナラティヴ―発達障害の当事者同士が文学について語りあう;炭坑夫の「異人化」と「人間化」―筑豊における炭鉱労働者をめぐる「寛容のナラティヴ」の考察;異人論の過去・現在・未来)

著者等紹介

山泰幸[ヤマヨシユキ]
関西学院大学人間福祉学部教授。専門:民俗学、思想史、社会文化理論

西尾哲夫[ニシオテツオ]
人間文化研究機構国立民族学博物館特定教授/名誉教授。専門:言語学・アラブ研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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