内容説明
「戒律」から何がわかるのか。戒律を研究する意義や醍醐味から、その研究手法の特徴、さらには将来の課題まで―今後の戒律研究の蓄積と発展をにらむ次世代の研究者達が、国内外で熱気を帯びる戒律研究の最前線へと誘い出す!インド仏教とジャイナ教からそれぞれ三篇の論考を収録。戒律から見えてくる宗教者の姿とは。
目次
総説 インド仏教戒律テキスト概観
第一章 インドにおける「観化」―チャンダカをめぐる一考察
第二章 写本から見えるもの―律研究におけるサンスクリット語テクストについて
第三章 お寺は誰のものであるのか?―上座部戒律文献を資料として
第四章 ジャイナ教戒律研究の動向と今度の展望
第五章 ジャイナ教出家修行者の戒律と苦行
第六章 ジャイナ教在家信者の戒律
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