目次
第1部 北太平洋地域の考古学(ベーリング海峡の両岸を繋ぐ―帝政ロシア末期からソ連初期の露米研究交流史;更新世末から完新世初頭の内陸アラスカにおける環境変化と人類活動の様相;北太平洋東西の比較考古学―展望と課題)
第2部 北太平洋地域の言語(言語から探る環オホーツク海諸民族交流―古アジア諸語に焦点をあてて;地域言語学的観点から見たツングース語族の条件形について;北アメリカ北大西洋海岸地域における言語間接触について)
第3部 北太平洋地域の文化と社会(大麻はカナダ、北西海岸先住民を救うのか―ポスト漁業・養殖業時代におけるクワクワカワクゥの経済的な模索と展望;北方アサバスカン・グィッチン社会の歴史と現在―外部社会との関係史と「伝統」の意味 ほか)
第4部 北太平洋地域の先住民族アイヌと博物館(アイヌに対する「認知」の空白と博物館・美術館展示;アイヌ民族の「現代」展示とミュージアムの脱植民地化)
著者等紹介
岸上伸啓[キシガミノブヒロ]
国立民族学博物館・教授、副館長・情報管理施設長(併任)、博士(文学)、専門は文化人類学、アラスカのイヌピアットやカナダ・イヌイットの捕鯨や食物分配を研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。