内容説明
時空間やジャンル、虚実の壁を越えて、説話はいかに発展してきたのか。巡礼記・軍記・古註釈から、説話の言説・メディア論まで。
目次
序章
第1章 歌を詠む名所―巡見使の旅日記を検証する
第2章 『弘安源氏論義』をめぐる史料と説話
第3章 西国順礼縁起攷―附 道成寺蔵『古伝口訣 西国卅三所順礼縁起』翻刻
第4章 梶原景時の頼朝救済の説話をめぐって―『愚管抄』と『平家物語』とのあいだ
第5章 甲斐武田氏の対足利氏観
第6章 転生する『太平記』―吉村明道編『近世太平記』を中心に
第7章 説話の第三極・話芸論へ―“説話本”の提唱
第8章 ベトナムの漢文説話の形成―歴史性と語り
第9章 「説話」という概念―文化史の再建から文芸史研究へ
著者等紹介
倉本一宏[クラモトカズヒロ]
1958年三重県生。東京大学大学院人文科学研究科国史学専門課程博士課程単位取得退学、博士(文学)。国際日本文化研究センター教授。日本古代史
小峯和明[コミネカズアキ]
1947年静岡県生。早稲田大学大学院博士課程単位取得満期退学、文学博士。立教大学名誉教授、中国人民大学高端外国専家。日本中世文学
古橋信孝[フルハシノブヨシ]
1943年東京都生。東京大学大学院修了、博士(文学)。武蔵大学名誉教授。日本古代文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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