内容説明
風土記・万葉集から、日本霊異記・今昔物語集まで。物語・和歌・美術・宗教との関わりのなかで、説話はいかに生み出され定着したのか。
目次
序章
第1章 『丹後国風土記』逸文と天女説話
第2章 『出雲国風土記』に描かれた説話と古墳
第3章 「みやび」の伝播伝承―『万葉集』巻一六・三八〇七
第4章 絵画と説話―古代において仏教説話はいかに語られたのか
第5章 平安初期仏教界と五台山文殊信仰―『日本霊異記』上巻第五縁五台山記事が語るもの
第6章 光仁王統と早良親王の「生首還俗」
第7章 真言僧深覚僧正の霊験譚とその記録
第8章 院政期の宿曜道と宿曜秘法伝承
著者等紹介
倉本一宏[クラモトカズヒロ]
1958年三重県生。東京大学大学院人文科学研究科国史学専門課程博士課程単位取得退学、博士(文学)。国際日本文化研究センター教授。日本古代史
小峯和明[コミネカズアキ]
1947年静岡県生。早稲田大学大学院博士課程単位取得退学、文学博士。立教大学名誉教授、中国人民大学高端外国専家。日本中世文学
古橋信孝[フルハシノブヨシ]
1943年東京都生。東京大学大学院修了、博士(文学)。武蔵大学名誉教授。日本古代文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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