内容説明
歴史を語るには、もはや気候変動を無視できない―日本列島の多様性から、近世の飢饉史を捉えなおす。
目次
第1部 温暖(琉球における社会危機と復興―一九世紀前半の「上からの村落立て直し」と褒賞;近世種子島の気候変動と地域社会;文化期の気候と加賀藩農政)
第2部 寒冷(天明~天保期の災害・飢饉と広島藩社会の対応;北関東下野における天保の凶作・飢饉と在地社会の応答;仙台藩における天保の飢饉への社会的対応)
著者等紹介
中塚武[ナカツカタケシ]
名古屋大学大学院教授。古気候学・同位体地球化学
鎌谷かおる[カマタニカオル]
立命館大学准教授。歴史学(日本近世史)
佐藤大介[サトウダイスケ]
東北大学災害科学国際研究所准教授。日本近世史・史料保全学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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