目次
第1部 石を選択する意味(石碑からみた日本古代社会;文字媒体とその機能―日本における石碑文化の継受をめぐって;後漢時代の刻石流行の背景;石刻による宣示―漢代石刻と「場所」;6世紀河北農村の慈善活動と石柱建立―北斉標異郷義慈恵石柱再考)
第2部 法を刻む意味(辺境に立つ公文書―四川昭覚県出土“光和四年石表”試探;集安高句麗碑から見た広開土王碑の立碑目的;文字そのものの力―アテナイにおける法の有効性をめぐる一考察)
第3部 公示と伝達(西晋五条詔書等の伝達・頒布をめぐって;『類聚三代格』にみえる「〓示」小考)
特別寄稿 ギリシア聖法と基金を再考する―分類にむけて