出版社内容情報
敦煌、龍門石窟とならび中国三大石窟の一つである雲岡石窟。日中両国でいまなお平行線をたどるその編年説に挑む!
岡村 秀典[オカムラ ヒデノリ]
内容説明
敦煌・龍門とならび中国三大石窟の一つである雲岡石窟。京都大学人文科学研究所の前身である東方文化研究所の水野清一・長廣敏雄は、日中両国が戦火を交える最中、世界に前例のない石窟の悉皆調査に踏み出した―人文研に蔵する膨大な資料と写真群を整理してきた著者が、日中間でいまなお平行線をたどる雲岡の編年説に挑む!200点を超える貴重な図版を収録。
目次
第1章 雲岡石窟をめぐる歴史
第2章 雲岡石窟は如何にして造られたのか
第3章 大仏窟の成立
第4章 仏殿窟の成立
第5章 中国式木造建築をかたどった石窟
第6章 雲岡石窟その後
著者等紹介
岡村秀典[オカムラヒデノリ]
1957年奈良市生まれ。京都大学文学部卒業、京都大学文学部助手、九州大学文学部助教授を経て、京都大学人文科学研究所教授、東アジア人文情報学センター長。京都大学博士(文学)。専攻は中国考古学。濱田青陵賞(第13回、2000)受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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