京大人文研東方学叢書<br> 韓国の世界遺産 宗廟―王位の正統性をめぐる歴史

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京大人文研東方学叢書
韓国の世界遺産 宗廟―王位の正統性をめぐる歴史

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  • サイズ B6判/ページ数 212,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784653043713
  • NDC分類 221.05
  • Cコード C0322

出版社内容情報

ユネスコ世界文化遺産「宗廟」の歴史を読み解き、五百年におよんだ朝鮮王朝の実像をあぶりだす。歴史にたち現れる朝鮮民族の姿とは。ユネスコ世界文化遺産「宗廟」の歴史を読み解き、五百年におよんだ朝鮮王朝の実像をあぶりだす。歴史にたち現れる朝鮮民族の姿とは。

1995年、優れた歴史性と独特の建築様式からユネスコ世界文化遺産に登録された韓国の宗廟。宗廟とは、歴代の王および王妃の位牌をまつる霊廟であり、その変遷は朝鮮王朝の歴史そのものともいえる。当時の儒教知識人たちが繰り広げた宗廟の祭祀をめぐる議論を紹介しながら、その背景にある儒教思想の本質にせまり、王位継承者の選定から知識人の党争まで――あらまし五百年におよぶ王朝国家の実像をあぶりだす。歴史にたち現れる朝鮮民族の姿とは。


【目次】

第一章 朝鮮王朝と宗廟
第一節 宗廟の沿革――いつ建てられたのか / 第二節 宗廟の祭祀――なにを祀るのか / 第三節 宗廟と王陵――お墓との違い / 附 漢陽都城

第二章 さまざまな廟の創設
第一節 宗廟(太廟)――宗廟の本殿 / 第二節 永寧殿(?廟)――宗廟の別殿 / 第三節 文昭殿(原廟)――もう一つの宗廟 / 附 士大夫の宗廟

第三章 昭穆をめぐる論争
第一節 昭穆のシステム――世代間の秩序 / 第二節 本生父の扱い――「父」か「おじ」か / 第三節 先儒の定論――朱子のおしえ

第四章 王位継承の現実
第一節 太祖から睿宗まで――初期のゴタゴタ / 第二節 成宗と燕山君――名君か暴君か / 第三節 中宗から宣祖まで――士林派の成長 / 附 朝鮮時代の党争 

第五章 礼論と廟制
第一節 宗廟再建の議論――理想の宗廟をめざして / 第二節 礼訟の時代――理想の先鋭化 / 第三節 宋時烈の廟制改革論――朝鮮随一の朱子学者 / 附 朝鮮後期の国際環境

第六章 再び、王位継承の現実
第一節 某年義理――朝鮮王室の悲劇 / 第二節 正祖の後裔たち――王室の衰退 / 第三節 廟制の乱脈――形式だけが完備される

第七章 大韓帝国と宗廟
第一節 大院君と高宗――王朝支配の再建をめざして / 第二節 宗廟のその後――国破れて宗廟あり

終章 民族の「正体性」を求めて――その「正しいあり方」とは?

第一章 朝鮮王朝と宗廟
第一節 宗廟の沿革――いつ建てられたのか / 第二節 宗廟の祭祀――なにを祀るのか / 第三節 宗廟と王陵――お墓との違い / 附 漢陽都城

第二章 さまざまな廟の創設
第一節 宗廟(太廟)――宗廟の本殿 / 第二節 永寧殿(?廟)――宗廟の別殿 / 第三節 文昭殿(原廟)――もう一つの宗廟 / 附 士大夫の宗廟

第三章 昭穆をめぐる論争
第一節 昭穆のシステム――世代間の秩序 / 第二節 本生父の扱い――「父」か「おじ」か / 第三節 先儒の定論――朱子のおしえ

第四章 王位継承の現実
第一節 太祖から睿宗まで――初期のゴタゴタ / 第二節 成宗と燕山君――名君か暴君か / 第三節 中宗から宣祖まで――士林派の成長 / 附 朝鮮時代の党争 

第五章 礼論と廟制
第一節 宗廟再建の議論――理想の宗廟をめざして / 第二節 礼訟の時代――理想の先鋭化 / 第三節 宋時烈の廟制改革論――朝鮮随一の朱子学者 / 附 朝鮮後期の国際環境

第六章 再び、王位継承の現実
第一節 某年義理――朝鮮王室の悲劇 / 第二節 正祖の後裔たち――王室の衰退 / 第三節 廟制の乱脈――形式だけが完備される

第七章 大韓帝国と宗廟
第一節 大院君と高宗――王朝支配の再建をめざして / 第二節 宗廟のその後――国破れて宗廟あり

終章 民族の「正体性」を求めて――その「正しいあり方」とは?

矢木 毅[ヤギ タケシ]

内容説明

京都学派の伝統がひらく深淵な東洋学の世界!

目次

第1章 朝鮮王朝と宗廟
第2章 さまざまな廟の創設
第3章 昭穆をめぐる論争
第4章 王位継承の現実
第5章 礼論と廟制
第6章 再び、王位継承の現実
第7章 大韓帝国と宗廟
終章 民族の正体性を求めて―その「正しいあり方」とは?

著者等紹介

矢木毅[ヤギタケシ]
1964年富山県生まれ。京都大学文学部卒業。京都大学博士(文学)。京都大学人文科学研究所教授。専攻は朝鮮中世近世史、特に政治史・政治制度史の研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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さとうしん

6
廟制からたどる朝鮮王朝史。純祖などの祖号が、本人の業績に基づいたものというよりは外戚に地位を与えるための措置であったこと、日本の統治時代にも廟制の議論があったことなどは勉強になった。本書でたびたび現れる傍系から即位した君主の実父の扱いについては、朝鮮や中国だけでなく、儒教的な文脈でというわけでもないにしろ、日本の天皇家でも問題とされたことではないかと思うが…2017/01/20

ミネチュ

0
宗廟の解説をしつつ朝鮮王朝の王家の解説をする・・・って言うか、朝鮮王朝の王家とはすなわち宗廟なんだね~。 ってことで、朝鮮王朝オタク必読の書です。 でもね、読みながら思った。「朝鮮王朝のことを知らない人には読むの厳しいだろうなぁ」って。例えば、ソウルに旅行に行って世界遺産という理由でわけもわからず宗廟に行って、なんかよくわからなかったからほんでも読んでみようと思ってこの本を手にした人とか。何も面白くないと思うな。2018/07/04

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