目次
はじめに(『醍醐天皇御記』の成り立ち;天皇の日記の位置)
第1章 『醍醐天皇御記』から見た醍醐天皇(即位までの醍醐天皇;少年期・青年期の醍醐天皇と儀式;醍醐天皇と時平;醍醐天皇の判断基準―『内裏式』と承和例;壮年期の醍醐天皇;父としての醍醐天皇)
第2章 『醍醐天皇御記』の利用(醍醐天皇の死;天皇による利用;天皇以外の利用)
第3章 摂関期における『醍醐天皇御記』の利用(宮中架蔵本の散逸;宮中以外の流布の状況)
著者等紹介
堀井佳代子[ホリイカヨコ]
1981年、京都府に生まれる。2012年、同志社大学文学研究科博士課程退学。現在、同志社大学嘱託講師、国際日本文化研究センター技術補佐員。博士(文化史学、同志社大学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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於千代
1
古代史の理想とされる「延喜天暦の治」を行った「聖帝」醍醐天皇の時代と、彼の日記が後世どのように扱われたのかを述べる一冊。日記からは藤原時平に対するかなりの信頼をうかがうことができ、筆者は、時平が早世したことが醍醐天皇に自立を促し、「親政」を行わせたと指摘する。逆に言えば、時平が生きていれば「延喜天暦の治」はなかった可能性があるということだろう。 また、醍醐・時平による故実の整理によって、この時代に後の時代の「先例」が形成され、醍醐の日記も「先例」を調べる上での重要な記録になっていったというのも興味深い。2026/08/15




