内容説明
「蘭学事始」だけじゃない!江戸時代、「彼ら」との出会いが「我々」の“社会”をつくりだした。
目次
第1部 日本とつきあう(外交使節・一七世紀中葉、ヨーロッパ勢力の日本遣使と「国書」;領事・幕末の日蘭関係と諸外国―仲介国としてのオランダ;唐人・長崎の唐人社会)
第2部 長崎にすまう(長崎奉行・天明前期の長崎情勢と長崎奉行の特質―戸田出雲守氏孟を中心として;商館員と地役人・出島とかかわる人々;通詞・オランダ通詞と「誤訳事件」―寛政の「半減商売令」をめぐって)
第3部 蘭書にまなぶ(京都の蘭学者・草創期の京都蘭学―『辻蘭室文書』の書誌的考察;江戸の蘭学者・江戸幕府の編纂事業における「厚生新編」と蘭学の「公学」化;絵師・蘭学と美術―北山寒巌・馬道良の事蹟と舶載の世界地図をめぐって)
著者等紹介
松方冬子[マツカタフユコ]
東京都生まれ。東京大学史料編纂所准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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