内容説明
台湾原住民族の村で遺跡の“なぜ”に迫る。現地の狩猟者に密着し、遺された骨を分析する。そして明らかになった狩猟と社会の関係とは?
目次
第1章 エスノアーケオロジーとの出会い(自然人類学の選択;エスノアーケオロジー)
第2章 根栽農耕はどのように遺跡化されるのか(台湾のヤミ族の調査を始める;根栽農耕の過程を把握する;出小屋のエスノアーケオロジー)
第3章 台湾原住民族の社会への関心(原住民族研究のコミュニティ;ヤミ族と台湾原住民族;外部者に翻弄されてきたヤミ族の人たち)
第4章 罠猟のエスノアーケオロジー(フィールドを変える;新たな調査計画を練る;初めて取り組む山の調査;肉にありつく)
第5章 ツォウ族の追跡猟をおいかける(データの限界;ツォウ族の調査;エスノアーケオロジーにおける比較の視点)
著者等紹介
野林厚志[ノバヤシアツシ]
1967年大阪府生まれ。東京大学大学院理学系研究科博士課程中退。国立民族学博物館教授・総合研究大学院大学教授。専門は民族考古学・台湾研究。台湾の原住民族社会を中心に、エスノアーケオロジー・工芸生産の調査を行なっている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。