内容説明
なぜ、「アメリカは素晴らしい」のか―。冷戦期アメリカ―文化表象としてのフィクションは、政治、文壇、メディア、テクノロジーといかなる関係を結び、いかに自国を描いてきたのか。二十世紀アメリカの文化と思考の遺産をいま再検証する!
目次
第1章 私たちの冷戦文化受容―日本は覇権国家の大ファン(越境する「西部」―GHQ日本民主化政策とアメリカ文学;ナショナリズムは女性ファンも抱きしめて―『ローマの休日』と合州国戦後外交)
第2章 文化装置と冷戦の影(福竜・アンド・ビヨンド―エドガー・A.ポオとニュークリア・シネマの政治学;精神操作技術とサイケデリアの文化 ほか)
第3章 ティファニーで冷戦を―トルーマン・カポーティと覇権国家(ティファニーで冷戦を―『ティファニーで朝食を』における航空旅行の地政学;戯画化された冷戦―トルーマン・カポーティの『詩神の声聞こゆ』と『ポーギーとベス』 ほか)
第4章 つくられた世界文学―批評と学会における冷戦(南部農本主義者のリベラル・ナラティヴ;冷戦知識人の誕生 ほか)
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