内容説明
小説をはじめとして詩・演劇・映画など、アメリカ文学・文化のなかで動物はどのように描かれてきたのか。その意味するところは何か。環境文学・文化人類学の知見も交え、わかりやすく解き明かす。
目次
第1部(パリのオランウータンとキュヴィエ―ポーの動物表象と「探偵小説」の成立;反転する動物物語―メルヴィルと陸の動物たち;南半球からの帰還―マーク・トウェインと動物表象 ほか)
第2部(食える犬、食えない犬―フランク・ノリス、ジャック・ロンドンと動物;ウォレス・スティーヴンズと動物の領域―擬人化された動物と開かれた世界;動物と文化の狭間で―ヘミングウェイの「父と子」における自己回帰の罠 ほか)
第3部(不都合なメタファー―アメリカ演劇と死せる動物;ネズミと人間―ディズニーのモダニズム;環境の時代へと守り継がれるウィルダネス―ソローとその末裔たちの描く不敵な動物たちを読み解く ほか)
著者等紹介
辻本庸子[ツジモトヨウコ]
神戸市外国語大学教授
福岡和子[フクオカカズコ]
京都大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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