内容説明
日本マンガ学会カトゥーン部会の研究成果を書籍化。カートゥーン(1コママンガ)とコミックの特質とその関係性を歴史学・社会学・マスコミュニケーション論・テクスト分析など様々な視点から考察。マンガというジャンルの奥深さに迫る。
目次
カートゥーンとコミックをめぐる考察―一コママンガ(カートゥーン)とマンガ(コミック)をつなぐ
1 マンガという表現形式(少女雑誌における「漫画」的表現を辿る―明治末期から大正期における『少女の友』と『新少女』分析より;世俗風刺としてのコミック表現)
2 ジェンダーと「マンガ」(「宝塚は女の天下!」―戦前の『歌劇』掲載マンガにみる女性像;抒情画、漫画、イラスト―女性向けの媒体の一コマ表現;「少年愛マンガ」という変節点―読者という視点から見る男性同性愛モチーフの登場をめぐる一考察)
3 メディア・コミュニケーションと「マンガ」(「マンガ」を描くことと「マンガ家」―職業としての「マンガ家」像をめぐって;マンガを読むという経験―マンガテクストの解釈手続きにみる理解の達成;政治漫画と政治マンガ―カートゥーンとコミックにみる政治を手がかりに)
著者等紹介
茨木正治[イバラギマサハル]
1958年、神奈川県生まれ。1989年、学習院大学大学院政治学研究科博士後期課程単位取得満期退学。博士(政治学、学習院大学)。政治学、マス・コミュニケーション論専攻。現在、東京情報大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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