出版社内容情報
日本語表現の不屈の開拓者・山田美妙の集大成。第6巻は明治32年6月?35年8月までの小説計27篇を収録。第6巻は明治32(1899)年6月?明治35(1902)年8月までの小説計27篇を収録。日清戦争前後を舞台に、金玉均の軍事探偵として暗躍する女装スパイを描いた「慨世志士/女装の探偵」は、「国民新聞」紙上に「夢幻庵」名で発表された初出の存在が今回はじめて明らかになったもの。
また、「玉の簪」「虎と獅子」も従来の目録からは漏れていた作品で、新たな発見が多い一冊です!
慨世志士/女装の探偵(初出標題「慨世志士/夢の夢」)
慨世志士/女装の探偵後篇(初出標題「慨世志士/夢の夢」)
義気の義三(立志小説)
みさご(動物談)
恩か仇か
決闘
臣民の情
軍事小説 陛下は神
軍事小説 子だから
軍事小説 泥中蓮
軍事小説 刺客
軍事小説 適薬(あひぐすり)
軍事小説 無聊無懶的(ウリヤオウライテ)
小夜がたり
軍事小説 城内の公使
軍事小説 排外熱
仇が情
主光南下(チユクワングナンキヤ)
死刑囚の懺悔
鉄路の遭難
赤奮若
丑年にちなむ牛
わが妻子
玉の簪
(『新文』再録標題「夜光珠」)
闇の岩むろ
刺客近藤勇
虎と獅子
『山田美妙集』編集委員会[ヤマダビミョウシュウヘンシュウイインカイ]
編集