内容説明
「郵政解散」を描いた新聞マンガはどう読まれたのか?情報が氾濫する現代において、新聞の一コママンガ(=カートゥーン)が持つ意義とは?これまでの作品史・研究史を概観し、最近の国政選挙を題材にした政治漫画についても考察を試みながら、カートゥーンの読みの力学を探求する。
目次
1章 序論
2章 新聞カートゥーンの歴史(欧米;日本)
3章 「カートゥーン」研究の流れ(「読み方」の探求;背景となる理論)
4章 事例研究―第四四回衆議院選挙における政治漫画の分析(問題の所在;分析対象と方法;分析結果と考察(1)―選挙概観
分析結果と考察(2)―テーマ別政治漫画の考察)
5章 結論と課題
著者等紹介
茨木正治[イバラギマサハル]
1958年、神奈川県生まれ。1989年、学習院大学大学院政治学研究科博士後期課程単位取得満期退学。博士(政治学)。政治学、マス・コミュニケーション論専攻。東京情報大学総合情報学部情報文化学科准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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